やすらい祭
朝のうちは陽が覗く時間もあったのですが、昼から雲行きが怪しくなったので巻き気味で進行したのか、行列が町内に来るのは午後2時ごろと予想していたのに、30分以上早くなりました。
聞こえてきたお囃子に驚いて家を飛び出し、同じく家から飛び出してきた会計さんから志納金の入ったのし袋を預かり、無事、踊りを奉納していただきました。
急いで飛び出したのでカメラを忘れ、たまたまポケットにあったスマホで撮影してみましたが、横位置で撮るべきでした……
今朝は10時に組長さんに集まっていただき「今宮大神」の掛け軸を祀り、会計さんが手配、調達してくださったお供えを供えました。
町内にあった乾物屋さんが店を閉めたので、昆布など乾物の調達に遠くまで行っていただいたそうです。たしかに乾物屋さんは姿を消しつつあるような気がします。和食が世界無形文化遺産とやらになったそうですが、和食の伝統は、かなり危ういですね……
先週の日曜に今宮やすらい会の世話役さんが届けてくださった目印の紙(写真左、御神酒と書いてあるもの)を掲げて準備完了。町内の花屋さんがまだ開いてなかったので写真は榊をお供えする前です。
今宮大神の掛軸を収めた木箱に「昭和六年四月吉日 門前裏南町」とあるのを見つけました。
京都中心部には、古いところだと室町あるいは安土桃山時代から変わらない町名もありますが、このあたりは市街の拡張とともに町の区割りも町名も変化してきたことがわかります。「下」ではなく「南」と言っているのも面白い。
ちょっとバタバタしましたが、町内会長として最初の行事をなんとか乗り切ることができました。志納金と引き換えにいただいた御札。1枚しかないので町内会長の家に祀っておいてと言われたのですが、ある意味町内を代表してとなると適当にペタッと貼っておくわけにもいかないし、さて、どこにどう貼ろう……